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証し

自分たちが努力すれば、平和な世を実現できると思い込んでいた自分の愚かさに気付かされ ました。
  
 私は神奈川県生まれです。両親は、家に仏壇も神棚も置かず、神仏に祈るように私に強いたこともありませんでした。青年になるまで、神社や寺院 に連れて行かれたこともありませんでした。

 高校1年になった時、私は近所の教会に通い始めました。イエス・キリスト を信じたかったわけではなく、外人夫妻(あとで米国からこられた宣教師ご夫妻と分かりました)が、英会話をただで教えるというので行っただけのこ とでした。英会話ではよく聖書の言葉が引用されましたが、興味は全然ありませんでした。が、不思議にも教会にはずっと行き続けました。

 高校を卒業して、横浜の大学に入学できました。2年生の時、当時、左翼の学生運動が盛んで、私の行った大学もこの運動の渦中となりました。私自身は特別この運動に加わったわけではありませんでしたが、彼らが叫ぶ「戦争反対」と「世界に平和を」というスローガンには好意的でした。  大学はますます混乱し、ゆっくり勉強しているような状態ではなくなりました。  そんなある日、私はテレビのニュースを見て、非常に驚きました。というのは、私のクラスの友人の一人の顔が、画面に大写しになったのです。彼とその過激派の仲間が、抗争する極左グループと乱し、数人を殺害した容疑で指名手配されたというものでした。彼がそのグループの活動家だとは、その日まで知りませんでした。  そのグループも、それまで平和を叫んでいました。であるのに、現実には 殺し合いをしたのですから、いくらもっともらしい理由をつけても、彼らの言動は明らかに矛盾しています。私は学生運動を心情的に支持することを完 全に止めました。しようとしていることができないで、かえってしてはならないはずのことをしている彼らを非難しつつ、自分自身も彼と少しも違わないことに気付きました。

 私の心は混乱していました。そこで、初めて新約聖書を開きました。  ローマ人への手紙7:19~20で、目が釘付けになりました。「私は、自分でしたいと思う善を行わないで、かえって、したくない悪を行っています。もし私が自分でしたくないことをしているのであれば、それを行っているのは、もはや私ではなくて、私のうちに住む罪です。」という聖句です。   私は、「なんだか自分みたいな人がここにもいるんだ。この人は人生に行き詰まっているし、罪のために思うように身動きできなくなっているんだ。」 と思いました。  さらに、7:24~25aで、「私は、ほんとうにみじめな人間です。だれがこの死の、からだから、私を救い出してくれるのでしょうか。私たちの主イエ ス・キリストのゆえに、ただ神に感謝します。」を読んで、自分たちが努力すれば、平和な世を実現できると思い込んでいた自分の愚かさに気付かされ ました。

 結局罪だらけの人間は、罪の問題が解決されない限り、何をしても真に正しいことは何もできない、とも知らされました。   教会に通い始めて5年目にしてようやく自分の罪を認め、イエス・キリストの十字架の死による救いを知り、受け入れる決心をしました。

篠田均
 

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