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わたしをだれだと言いますか? (II)
インターネットのない時代、先輩のSさんは私にとって検索エンジンンのような存在でした。仕事上必要な情報を得るには、まずは彼のところに行って尋ねるのが一番手っ取り早かったのです。こちらが一言ふたこと質問を切り出すと、「あー、知ってる、知ってる、それはねー…」と答えてくれたものでした。

イエス様も、弟子たちに質問なさいました。ただ、私と違って、ご存知ないことの答えを求めておられたのではありません。

この日イエス様は弟子たちに、世間の人たちはご自身について何と言っているか問われました。

すると弟子たちは、知ってる、知ってると言わんばかりに、口々に「イエス様、あなたについてある人はこう言っています、あの人たちはこうも言っています。」などと、耳にした情報をあれこれと披露しました。

イエス様はご自分にたいする世評が気がかりだったのではありません。弟子たちが漠然と心にいだいている主に対する思いにフォーカスさせて、それをそれぞれが自分の言葉にして公に口に出す、その機会を与えようとされたのです。そこで、まず導入の質問をされたのでした。ですから、次に本命の質問をなさいます。

「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか(マタイ16:15)。」

イエス様は穏やかに、けれども真剣なまなざしで弟子たちの目を一人ずつ見つめながら尋ねられたでしょう、こう問われました。「私について世の人々はいろいろに言うでしょう。でも、あなたがた自身は、わたしが誰か知っていますか?」いうまでもなく、ご自身は正答をご存知の上で、です。

弟子たち、今度はさっきのような元気がありません。「世間が言っていることの、どれが正しいんだろうか?」という思いで互いに顔を見合わせて困惑しているようすが目に浮かぶようです。おそらくそのようなことを改めて深く考えたことはなかったでしょう。

けれど、ペテロは違いました、ためらうことなくこう応答したのです。「あなたは、生ける神の御子キリストです(16:16)。」

そそっかしい性格で、しょっちゅう失敗や失言をするシモン・ペテロではありましたが、この時ばかりは、みごとに的を射た明答でした。

このときのペテロは、人となって来られた神、イエス・キリストをどれほど知っていたでしょう。これから捕らえられ、人類の罪を負われて十字架にかかられ、死んで、3日目によみがえり、天に上り、王の王として再びやって来られるお方なのだと、どこまで理解していたでしょうか。

けれども、イエス様との個人的な出会いにはじまり、日々の親しい交わりのなかで、この方のお言葉を聞きみわざを見て、この方を知り、この方への畏敬の念と信頼の思いが彼の心に満ち、その心を満たしたものが率直にことばとなって口をついて出たのです。

さらに、この方こそ生ける神の御子であるキリスト(油注がれた者、また、メシヤの意)であると断言できたのは、父なる神様が明らかに示されたからだ(マタイ16:17)、とイエス様が言われているのを忘れてはなりません。

ペテロの告白は、たんなる思いつきや感情の高揚で口走った言葉だったのではありません。イエス様を身近かに知り得た感動で満ち満ちた心を知る神様が、ペテロの知性にもはたらかれて、彼の告白の言葉となったのです。

また彼の告白には、「ですからイエス様、私はあなたに従って行きます。」という決心が伴ったにちがいありません。だからこそ神様は、欠けだらけのペテロをこの後、ご自身の用いられる器へと練り直し造り変えてゆかれたのです。

イエス様は今も…何事もないような毎日の歩みの中でも、何か大切な決断をしなければならないときにも、大きな試練や悲しみの中に置かれているときにも、喜びいっぱいのときにも…「あなたは、わたしをだれだと言いますか?」と尋ねておられます。

主は、イエス様との親しい交わりを求める人に、「あなたは、生ける神の御子キリストです。」という告白を真実心からできるように導いてくださいます。そのときから神様は、あなたのかけがえのない人生を真に目的のある人生へと導き、ご自身が用いる器へと造り変えはじめます。たとえ、あなたや私がとんでもなく欠けだらけの足りないものであるとしても、かならず最高の器に仕上げてくださるのです。

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BBN聖書学院の受講は、すべて無料です。どうかあなたも聖書のみことばを深く知る絶好の機会としてして受講されるよう、お勧めします。また、あなたが、みことばの学びを通して、人となって地上に来られた御子イエス・キリストとの親しい交わりを体験されますようにと願っています。


担当   Hitoshi Shinoda    記載日  6/10/2014 10:48 AM
読者数  3801


一つ後: 罪を赦す権威
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