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静かな夜、銃声が止んだ夜
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1914年のクリスマス・イブがやって来たとき、第一次世界大戦はすでに6か月もの間、激しく続いていました。多くの兵士たちは「戦争はクリスマスまでに終わる」と信じて前線へ向かいましたが、現実には、冷たく泥だらけの塹壕(ざんごう)の中で、喪失と疲労に囲まれていました。すでに何万人もの命が失われていたのです。 そのとき、思いもよらない出来事が起こりました。夜が更けると、両陣営から歌声が響き始めたのです。もみの木には灯りがともされ、ランタンが掲げられ、暗闇の中であいさつの声が交わされました。クリスマスの日、敵同士だった兵士たちは「無人地帯」に足を踏み出しました。戦うためではなく、握手をし、贈り物を交換し、写真を撮り、さらにはサッカーまでしたのです。ほんの短いひととき、戦争に代わって平和が支配しました。歴史はこの出来事を「クリスマス休戦(Christmas Truce)」として記録しています。しかし、この感動的な休止のあとも、戦争はさらに4年もの間続くことになります。
この出来事は、私たちにもっと深い真理を思い起こさせます。それは、「すべての人の心には、平和への渇きがある」ということです。 数日前、BBNに一人のリスナーから電話がありました。彼はしばらくの間、放送を聴いていましたが、心は落ち着かず、満たされない思いを抱えていました。何かが欠けていることを、自分でも分かっていたのです。話をしていく中で、彼は「誰かが自分の救いのために祈ってくれたことはあったけれど、自分自身が信仰をもって主に叫び求めたことはなかった」ことに気づきました。その日、そのリスナーは主を求めました。そして私たちは共に、主イエス・キリストによって神との真の平和を得たことを喜び合いました。 また最近では、日本、中国、ホンジュラス、ブラジル、ボリビアのリスナーたちもキリストのもとに来ました。彼らにとって、このクリスマスは永遠に特別なものとなったのです。
「きよしこの夜」や「天には栄え」といったクリスマス賛美を聴くとき、その平和のメッセージは、ただの美しいメロディーではなく、「招き」であることを思い出してください。あなたの身近にいる、探し求めている人、傷ついている人、心の奥で何かを求めている人のことを考えてみてください。これが、その人にとっての「クリスマス休戦」、神と和解する瞬間になるかもしれません。 もしあなた自身が平和を探しているなら、ぜひ、BBNホームページのコンタクトフォームからお尋ねください。私たちは、あなたが平和の君であるイエスに出会うお手伝いをしたいと願っています。
BBN(聖書放送ネットワーク)一同より、メリークリスマス!
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担当
BBN グローバル
記載日
12/24/2025 9:51 AM
読者数
16
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